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新品 :87419241580
中古 :87419241580-1 |
メーカー | e998d638a | 発売日 | 2025-06-08 11:25 | 定価 | 25000円 | ||
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カテゴリ |
不昧公の正室・方子と娘・玉映の落款
閉じる春帰留不得紫藤花下着漸黄昏の漢文
閉じる仙台藩医・木村寿禎の落款
閉じる匂宮・住吉如慶・自筆
閉じる国宝・今上帝と薫の君の囲碁
閉じる国宝の拡大(左上・今上帝、右下・薫の君)
閉じる左・薫の君、右・大君と中の君
閉じる左・匂宮(今上帝の皇子)
京都の公卿・大炊御門宗氏(おおいのみかど むねうじ)自筆「源氏物語」近衛基熙・旧所蔵
自筆「源氏物語」の「匂宮(におうのみや)」の巻は、禁裏(京都御所)において書かれたものです。1933年 熱河風景 82図 承徳 避暑山荘 何應欽 黄郛 蒋介石 支那 中華民国 軍閥 閻錫山 馮玉祥 国民党 生写真 古建築 総督府 汪精衛 満州事変。
原文は「源氏物語・匂宮の巻」として美しく描かれている
自筆「源氏物語」の筆者である「大炊御門宗氏(おおいのみかどむねうじ)」は、室町時代の第103代天皇である後土御門天皇(ごつちみかどてんのう)の曽祖父です。1936年 漢書 唐本 漢籍 上海大光書局 精装本 検索: 善本 宣紙 白棉紙 玉扣紙 木版 木板 木刻 套印 紅印 初版 殿本 聚珍本 漢文 漢学 漢印譜。
したがって、出品した自筆「源氏物語」は、天皇の曽祖父の貴重な自筆です。趣味の絵科学・飛行機と航空船/白川稔/昭和8年/本書は面白く分り易い最新科學の教科書であるが写真図解による解?を主とし文字は従とした。大炊御門宗氏の長男・信宗の娘が大炊御門信子(のぶこ)であり、信子は後花園天皇の寵愛を受け准后として御所に居住し、皇子を生み後に第103代後土御門天皇として即位し、信子は生母・皇太后となる。磯まくら 冥々 乙人 東北俳壇 俳諧 俳書。現在の今上天皇と系譜がつながっている。新撰彫物画譜 小島勝美画著 彫刻。
関白・近衛基熙(このえ もとひろ)は、後水尾院(第108代後水尾天皇)の皇女・常子内親王と結婚。はいかい 如是我聞 俳諧 浮簽狂人久藏著 贅亭主人諫圃(夏目成美)校 小林一茶他。二人の皇女・熙子(ひろこ)は、甲府藩主・徳川綱豊と結婚。新撰 戯子名所圖會(やくしゃめいしょずえ)三巻合本。綱豊は、のち第六代将軍・徳川家宣となり、熙子(ひろこ)は将軍家宣の正室となった。新版 島原軍物語 巻中(上中下巻内) 寶永元年版。近衛基熙は、千利休の孫・千宗旦との茶会の交流(下記に掲示)で知られると同時に、第111代・後西院天皇や後水尾天皇を主賓に迎え茶会を開催。善光寺如來三國傳來物語 巻第五(大尾) 江戸日本橋/万屋清兵衛板行。茶会の際、基熙が所蔵する藤原定家・自筆の「定家色紙」を持参した記録がある。善悪道中記 初編~六編 一筆戯作。基熙は、他にも朝廷・幕府の間で茶会を何度も開催した記録が残っている。春興噺萬歳 巻之一・巻之二(全五巻内)。(資料の記録は下記に掲示)
出品した「源氏物語」は、南北朝時代から室町時代前期の公卿であった「大炊御門宗氏(おおいのみかど むねうじ)」の自筆です。正二位藤原實陰和歌 春日同詠青柳風静和歌。
自筆「源氏物語」の書の特徴から高松宮系統と称されるものです。林子平私家板 文武兼備大學校之圖 文武兼備大学校之図。「源氏物語」には、応永五年(1398)~応永十三年(1406)までの複数の年号の記載があることから、少なくとも応永五年から8年間にわたり書かれていることがわかる。両兎林 中巻 栖鶴編 英一峰画 宝暦九年 稀覯俳書。このため後醍醐天皇の宸翰(しんかん・天皇自筆)にかなり近い年代に書かれていることがわかる。@1919年 何紹基 石門頌 禮器碑 何子貞 有正書局 唐本漢籍 検:碑帖 本拓本 墨拓 原拓 碑刻 法帖 魏碑 珂羅版 支那 法書道 篆刻 印譜 王羲之。また、各巻ごとの書かれた年については不明。鳳】明治 古文書 一條氏糸譜 清和天皇 辻新次 家紋 武田菱 まくり 共箱 資料 家譜 族譜 検:中国美術 掛軸 硯 墨。従って、応永五年とは、書き始めの年である。貞観政要 全10冊揃いセット(全10巻) 南紀学習館蔵 文政6年 /江戸時代 漢籍和本。また、落款から、後年、近衛基熙(1648~1722)の所蔵となり、時代が下って、松平不昧公の手にわたり、正室・方子の所蔵となったものである。曹大家女論語図会 和本/文政12年/1815年/村田嘉言画/加賀屋彌助/女四書/江戸期。近衛家で永く保存されておりましたので、保存状態は極めて良好です。古刀銘盡大全 全九巻 仰木弘邦 寛政四年正月刋。
大炊御門家は、平安時代末期摂政関白藤原師実の子経実・治暦4年(1068)~天承元年(1131)を祖として創立された。古今和歌集 上下巻(二〇巻) 松會開板 孟春吉日刋/元禄寶永頃刋。大炊御門北に邸宅があったため「大炊御門(おおいみかど)」を称する。日蓮上人御傳記 巻2~11巻(大尾)(巻1欠) 延寶九年刋。初代、経実の子経宗は平治の乱で平清盛方の勝利に貢献。蜀山百首 太田南畝。また、二条天皇の外戚として勢威をふるい、左大臣に昇った。古人俳諧随筆 栗浅園。出品した「源氏物語」の筆者・大炊御門宗氏(おおいのみかど むねうじ)は、大炊御門家13代の当主で南北朝時代から室町時代前期の公卿。絵図 (城郭図) 神奈川県 相模國 小田原城 歴史資料 帳仕立て(レターパックライト発送)。応永5年(1398年)に従三位となり公卿に列する。@1939年 支那全土 検索: 支那 中華民国 軍閥 蒋介石 江南風景 馮玉祥 孫文 国民党 生写真 古建築 総督府 汪精衛 軍事地図 満州事変 蘇州府。備前権守、参議、権中納言、権大納言などを歴任し、応永27年(1420年)に内大臣に昇任した。集古圖説 本朝軍器考圖式 上下巻(内上巻の下一册欠)。
旧・所蔵者の近衛基煕は、「源氏物語」に造詣が深く、「源氏物語」の注釈書『一簣抄』(いっきしょう)を著(あらわ)しております。@1915年 楚辞集注 掃葉山房 石印 漢文 古籍 検索: 唐本 漢籍 支那 玉扣 善本 線装 木版刷 木刻本 筒子頁 殿本 套印 宣紙 白棉紙 清朝 内府。炊御門宗氏・自筆「源氏物語」は、近衛基熙が研究のために収集し、のちに出雲松平家に伝わり、松平治郷の正室・方子が鑑賞していたものです。和國諸職繪盡 零本 菱川師宣の名品中の名品 職人つくし。近衛基熙が所蔵する自筆・「源氏物語」の中で、最も美しく繊細な筆致で記された平安時代の文字に最も近いとされております。f20120603〇古文書 田畑小作年貢請取帳 長野県埴科郡戸倉町 17冊 明治3年~明治19年連続〇和本古書古文書。数ある自筆「源氏物語」の中で、第一級品と称される貴重な自筆です。英蘭對譯 單語編 松平春嶽公舊藏本。
出品した「源氏物語」は匂宮(におうのみや)の内容の要旨
「匂宮の巻」は、『源氏物語』五十四帖の巻名のひとつ。@1939年 中支景勝写真集 検索: 支那 中華民国 軍閥 蒋介石 閻錫山 馮玉祥 孫文 国民党 生写真 古建築 総督府 汪精衛 軍事地図 原色版 図版。第42帖。f20110101〇松本楓湖 人物 掛軸〇和本古書古文書。光源氏なき後の子孫とその縁者の後日談を書く。光琳漫画。巻名は本文の「世人は匂ふ兵部卿、薫る中将と聞きにくく言ひつづけて」に因む。周易占六十四卦口決 寫本 金港/小豆嶋白州撰。本来の題は「匂兵部卿(におうひょうぶきょう)」で、「匂宮」は略称。悉曇十八章事 初刷本 正保二年九月上旬開板。匂宮は元服して兵部卿となり、紫の上の二条院を里邸としている。官版 西史覧要 福地源一郎 福地櫻痴 柳河春三 柳河春蔭。夕霧は匂宮を婿にと望みもするが、自由な恋愛を好む当人にはその気がない。御文(おふみ) 蓮如兼寿 文明五年九月下旬。その夕霧は、落葉の宮を六条院の冬の町に迎え、三条殿に住まう雲居の雁のもとと一日交代に月に十五日ずつ律儀に通っている。俳書 蘆陰集 蕉門俳諧 蘆陰舎竺斎(百堂)編。六条院は、今は明石の中宮の子たちの大半が住んでいる。観世流謡本百番 二〇巻揃 村上平樂寺板行 116-5。夏の町に住んでいた花散里は二条院の東の院へ、女三宮は三条宮へそれぞれ移っている。新板絵入 泉親衡物語 森島中良 桂川甫周 平賀源内 116-8 桂川甫周の実弟で蘭学者としても名高い森島中良の小説です。。一方薫は、冷泉院と秋好中宮に殊更に可愛がられ育てられ、元服後は官位の昇進もめざましい。軍法図解 有澤致貞 軍学 築城書。しかし、漠然ながら自分の出生に疑念を感じていた薫は、人生を味気なく思い、悶々と出家の志を抱え過ごしていた。北魏鄭文公下碑 柯羅版 玻璃版 原寸大 検索: 支那 原拓片 魏碑帖 法帖 書道 印譜 法書法 拓本 古墨拓 碑刻石 瓦当 金石 篆刻 唐本漢籍 原色。不思議なことに、薫の体には生まれつき仏の身にあるといわれる芳香が備わっていた。延寶六年 書巻。匂宮は対抗心から薫物(たきもの)に心を砕き、このため二人は世間から「匂ふ兵部卿、薫る中将」と呼ばれる。稀少 ヴィンテージ 紙本 肉筆 書道 折帖 古書 古本 高雄山寺 興福寺 西大寺 東大寺 書 古美術 長さ 約506.4cm。薫20歳の正月、夕霧は六条院で賭弓(のりゆみ)の還饗(かえりあるじ)を催した。琴秘曲(乙曲・四季源氏・樂の手)。匂宮はもちろん、薫も出席し、華やかな宴となる。欧州大戦史の研究・8冊/陸軍大將・杉山元/昭和11年/石田保政が七年有余に至る陸軍大学校在職間心血を打込んで講義した欧州大戦史一部の収録。
「匂宮(におうのみや)」自筆原本の上部には、原本自筆上部に匂宮(におうのみや)」には、「春帰留不得紫藤花下着漸黄昏」《花帰りて留(とど)め得ざるを紫藤の花下(かか)漸(ようや)く黄昏(こうこん)》という漢文の篆書印が押捺されている。以呂波の外仮名の本字 鱗形屋孫兵衛新板。言葉の意味は、「帰りゆく春を留めることはできない。平安鎌倉武將歌人和歌集帖 江戸中期頃寫。紫の藤の花のもと、次第に深まるたそがれ」である。渡辺次郎右衛門家伝来蔵書目録。「匂宮」の巻の原文には「春の花の盛りには、けに長からぬにしも、おほえまさるものとならん」と記されております。【古籍善本】 ★ 文献叢編増刊 清三藩史料 ★ 2冊 故宮博物院編 中国歴史 検 中国古書古本珍本漢籍唐本唐物骨董古玩書道碑法帖和本。解読すると「春の花の盛りには、いかにも久しからぬもの、それゆえにこそ、かえってもてはやされるというものである」となる。細川越中守書状幅。源氏の君をとりまく人々、特に六条院の紫の上の面影をおりにつけ思いだしている。厩馬新論 卑牧子較評。特に源氏の君と女三の宮の子・薫の君は紫の上の面影をいつも心の底に刻みこまれている。「前賢故実」 洋本 菊池武保著 櫻井庄吉 明治36年発行。篆書印の詩文は、この原文と白楽天の心情を重ね合わせたものと推定される。従一位 中山慶子様書簡 孝明天皇の典侍。明治天皇の生母、大正天皇の祖母、昭和天皇の曽祖母、上皇の高祖母様。特に紫の藤の花を篆書の中に入れているのは、白楽天の詩文をよく読みこんでいることがわかる。【希少古書】大正名家録 大正4年 1915年 二六社編纂局 古書【管理番号bycp本辞0830】。紫式部が「匂宮」を書くに際し、白楽天の漢詩を読み理解し共鳴していることがよくわかるし、篆書印を押捺した人も白楽天の漢詩に精通していたことを伺い知ることができる。海軍兵学校教育参考館図録/非売品/昭和9年/襲藏品の主なるものにつき写真撮影を行ひ解説を附し系統化して参考館総覧とも謂ふべきものを編纂。詳細な理由は下記説明欄に記載(自筆表面の凹凸はストロボの反射によるものです。日本國東西南北定道矩 寶永七年庚寅夏六月朔日江府旅惣下書寫。)
大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」近衛基熙・旧蔵の来歴については下記「説明欄」に記載
《「源氏物語」匂宮(におうのみや)の巻》
「匂宮」の巻は英文で「His Perfumed Highness」と表記されます。古實活花目録口傳書 天地巻 翫樹齋一芽(花押)。
(自筆表面の凹凸はストロボの反射によるものです。書簡 小宮山楓軒 加藤松羅(又衛門)宛て。)
「自筆原本」
自筆右下2つの印は、出雲・松江藩主・松平治郷の正室・方子・と娘の幾千姫(玉映)の落款。江戸期 寛政年 漢文医学 処方 朱印 漢医学 肉筆 検索:唐本漢籍 傷寒論 支那 善本線装 木版刷 張仲景 殿本 套印 宣紙 白棉紙 清朝 漢方 宋版。
《原本中の凹凸はストロボの影響によるものです。倭節用悉改袋増字◆古書 全1冊 俟野通尚 西川祐信 法橋西村中和 速水春暁斎 井上治兵衛 東都書林 浪華書林 皇都書林二鳩堂 文政元年-328。》
自筆下部の印は出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子(よりこ)の落款(印譜)
自筆が「古切」とされたのは江戸時代。下野國田沼山城守切腹之事 田沼實秘録 旗本/佐野善左衛門切腹之事 田沼意知殿中殺傷事件の末。古切に至る詳細な経緯は下記「希少価値欄」に記載
(1)・自筆の「原文の読み下し文」は次の通りです。1935年 孔子廟堂之碑 検索: 柯羅版 玻璃版 原寸 支那 原拓片 北魏碑帖 法帖 法書道 印譜 漢籍 善本 古墨拓 碑刻石 瓦当 金石 篆刻 唐本拓本。
《「源氏物語」匂宮(におうのみや)の巻》
《「春帰留不得紫藤花下着漸黄昏」《花帰りて留め得ざるを紫藤の花下(かか)漸(ようや)く黄昏》という篆書印が押捺されている。故実叢書・武家名目抄・40冊/江戸後期に幕府の命を受けた和学講学所によって編纂された武家故実書・武家故実の研究においては基本的な資料。言葉の意味は「春の花の盛りには、いかにも久しからぬもの、それゆえにこそ、かえってもてはやされる」というものである。兵器考・4冊・戦前の兵器学のバイブル/昭和15年/砲熕編・一般部/砲熕編・海軍砲熕・小銃/古代編・近代編/古今東西の兵器の大観に通ずるもの。この漢詩は「白楽天の文集」に由来するものです。袁中郎流挿花圖會 前編/巻二~巻六(尾) 東雲齋黄雀・祥雲齋秀英他著。》
《こと(事)にふ(触)れ》・・・・ても、人のありさま(有様)を
聞き見奉るに、けにいとなへてならす、心にくゝゆえしき
御もてなしかき(限)りなきを、おな(同)しくは、けに
かやうならむ人をみ(見)んにこそ、い(生)けるかき(限)りの
心ゆくへきつまなれ、と思ひなから、大かたこそへた(隔)つる
事なくおほ(思)したれ、姫宮の御かた(方)さまのへた(隔)ては、
こよなくけ(気)とお(遠)くな(慣)らはさせたま(給)ふも、
ことわりにわつらはしけれは、あなかちにもまし(交)らひ
よ(寄)らす、もし心より外の心もつかは、我も人もいとあしかるへき
こと(事)、ゝ思ひし(知)りて、ものなれよ(寄)ることもなかりけり。四書合講 孟子/三巻 大原翁 復克夫編次。
わ(我)かかく人にめ(愛)てられんと、・・・・・《なり給へる》
(文責・出品者)
「原文の読み下し文」は、読みやすいように「通行訳」としております。#429 明治時代の漢字の辞書2冊。
《「源氏物語」匂宮(におうのみや)の巻》
《薫の君の御元服・右近中将に昇進》
《冷泉帝と秋好中宮・薫の君を大切にし急ぎ昇進させる》
《十九歳の薫の君・実父を柏木と知り悲哀と鑑賞にひたる》
《匂う中将(今上帝の皇子・匂宮、薫る中将と並び称される》
《十九歳の薫の君・帝(今上天皇)や后(秋好中宮)に大切にされる》
《中将(薫の君)は、三の宮(今上天皇の皇子・匂宮)が
年のたつにつれていよいよご執心でいらっしゃるらしい冷泉院の
姫宮(前冷泉天皇・冷泉院の女一の宮)の御あたりを見るにつけても、
同じ院の内で明け暮れお出入りしていらっしゃる
ので、》・・・・何かの折に、そのご様子をお聞きしたり拝見したりすると、
(薫の君)「噂どおりほんとに並み一とおりでなく奥ゆかしく、
よくおできになっていらっしゃる御物腰は申しぶんがない。傳信州中野鈴泉寺町田謙齋(湘湖)資料。
同じことなら、いかにもこのような方と連れ添うのが、
生涯楽しく暮らしてゆくことのできる頼りとなるのだろう」
とは思いながらも、そのほかのたいていのことは分け隔て
あそばすことなくかわいがってくださるものの、
姫宮(前冷泉天皇・冷泉院の女一の宮)の御方との隔てだけは
常にこのうえもなく遠ざけていらっしゃる、それももっともな
ことだし、またやっかいな気もするので、無理におつきあいを
求めて近づこうともしないでいる。【売切り屋】学問ノススメ 六編 福澤諭吉 明治7年 官許出版 学問のすすめ 福沢諭吉 古書和本。
もし、予想もしなかったような気持が起こってきたなら、
こちらにとってもあちらにとってもまったく不都合な結果になるだろう、
そのことがよくわかっているので、世なれたふうに近づくこともないのであった。つれづれ草 上巻(下巻欠) 徒然草 寛文八年刋。
中将(薫の君)ご自身が、こうして人に
もてはやされるために・・・・・《生まれてこられたような人柄なので、
ちょっとしたかりそめの言葉をおかけになった女も、
まったく相手にしないというような気持ではいられなくて
すぐさまなびいてくるというふうだから、しぜんに、
その時々の通り一遍の通い所も数多くなる。f20082801〇日本歳時記 全7巻 全1冊合本 貝原益軒 貞享5年 日新堂 画像複数掲載〇和本古書古文書。》
備考・「源氏の君」は、准太上天皇であったため、薫の君は、源氏の君の子として皇子(みこ)と同じ扱いになる。文政三年加州武鑑 矢野倉方昌記 天保四年三月。
現代語訳の出典・「源氏物語」小学館刊・阿部秋生・東大名誉教授(1999年没)
備考・出品した自筆は、大炊御門宗氏・自筆で近衛基熙の旧・所蔵になるものです。1938年/日中戦争/満鉄/北京観光案内/古文書/当時物 検索:芦溝橋事変/満州帝国/関東軍/総督府/督軍/租界/洋行/公署/支那/新京/奉天/抗日。
《His Perfumed Highness(匂宮)》
All of it suggested that she was a very unusual lady,
indeed a lady in whom, were he interested in marriage himself,
he might find the most fascinating possibilities.
In all else completely open and unreserved,
the Reizei emperor chose to surround his daughter
with stern barriers.
Kaoru thought this not at all unreasonable of him,
and made no effort to force his way through.
He was a very prudent young man who did not choose
to risk unpleasantness for himself or for a lady.
Because he was so universally admired,
ladies were not on the whole disposed to ignore his notes.
英語訳文(英文)の出典:『The Tale of Genji』
Edward George Seidensticker(エドワード・ジョージ・サイデンステッカー)コロンビア大学教授(2007年没)
《匂皇子(匂宮)》
他想:“欲娶妻,但得如此一人做伴,可以身无憾了。明治勲章之勲八等瑞寶章証書/菊花紋章透かし/1940年/大日本帝国天皇/国璽/賞勲局 検索:菊の御紋/神武天皇勲等簿冊/支那事変/古文書日中戦争。”
冷泉院薰中将,在一般事情上,他毫无隔。中華民国期統税印照 検:朱印公印官印/古文書/故紙古紙漢文/唐本漢籍/国民党革命軍/南軍/金融証券/小切手/上海/印紙/印花税票/銭荘票号/手形。
惟有大公主的居,防范非常。0026279 官版 孝義録 26冊 堀野屋儀助 文化5年 孝行者 寄特者 忠義者 貞節者 農業出精。原是理之当然。1934年 満洲国 地理 計46頁 検索:軍事 地図 洋行 日支事変 南満鉄 総督府 溥儀 関東軍 GHQ 蒋介石 軍閥 張作霖 北大営 汪精衛 支那 生写真。
薰中将深恐惹事,并不求近。賴朝一代記 豊亭牛眠作 芳信画 草双紙。他想:
“万一生了意外之事,己人都很不利。1938年/戦時/宣言/古文書 検索:支那/七七/事変/蒋介石/国民党/汪精衛/維新政府/満蒙/満州帝国/日中戦争/関東軍部/中支/武動/銃後/総督府。”
因此并不去近。@1902年 衆議院議員人名録 岩本幾平誌 筆書 肉筆 117年前 検索: 写本 写経 手書 毛筆 古文書 当時物 本物保証 和本 和紙 在銘 落款 明治期。只是他生来相貌人喜,
所以他一个女子只要略有几句言,
中国訳文の出典:『源氏物語(Yunsh wy)』
豊子愷(ほうしがい)中国最初の「源氏物語」翻訳者(文化大革命で没)
左の写真が「源氏物語」匂宮の巻の末尾(原本番号15-A)の押印。淡路国名所図会・5冊/暁鐘成編・松川半山・浦川公左画/昭和9年/淡路国風景/天皇皇后陛下へ献上済・由良要塞司令部検閲済/和装本/図版豊富。
写真左下の角印が仙台藩の家紋印(竹に雀)
家紋印の上の2つの印は仙台藩主第五代藩主・伊達吉村の正室(冬姫)。大阪より満鮮北支へ/昭和11年/満州国・北支那/鬼が出るか蛇が出るか一行五56名/大阪財界を代表するあらゆる方面の人士を網羅した団体である。冬姫は内大臣・通誠の養女。摂西 兵庫名所記 上下合冊・1冊。
冬姫は通称。0026656 田舎荘子 6冊 丹羽樗山 享保12年。正式な名は伊達貞子。通信区画便覧 第五巻 第5巻 広島区内(鳥取.島根.岡山.広島.山口.香川.愛媛県)。
左上の篆書体は、「養在深窓人未知」(養われて深窓に在あり 人いまだ識らず)という篆書印が押捺されている。含章齋兵法書 築城心得・山城國并人數配・城取雜記/五賜七刑切紙/城取追加狭間圖式。言葉の意味は、「良家の娘だから深窓の令嬢として育ったのでしょう」という篆書印の内容です。飛鳥帯刀/文久三年暦/1863年/156年前/和紙刷物 検索:木版刷/木刻/彫版/当時物/瓦版/江戸期/古文書/漢文/本物/時代物/支那/伝来/和書/木板。
篆書体右の二つの印は、出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子(よりこ)と娘・玉映の落款
右端の写真上は仙台藩主(伊達家)正室一覧表の表紙。■美品 希少 明治42年(1909年)印刷発行■発売所:金桜堂 写真石版縮冊 懐中義太夫 合計15縮冊(『鎌倉三代記』』『義士忠臣蔵』他)。表紙の下は一覧の拡大写真(仙台市立博物館・刊行)
(奥書は、令和2年11月29日に蔵の中の桐箱から発見されたものです。大坂冬御陣覺書 初巻・終巻 大阪冬の陣。)
(出品した自筆の「断層画像写真」(匂宮の巻)MRI 42―11B
自筆下二つの印のうち下は、出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子(よりこ)」、上は娘の幾千姫(玉映)の落款
「源氏物語」「国宝・囲碁をする今上帝と薫の君」の資料
下記写真は、囲碁をする今上帝(今上天皇)と薫の君。故事大辞典 上中下3巻 和綴 明治34年 再版 青木崇山堂。右端の上が今上帝(今上天皇)、右下が薫の君。実験航空読本/豊田堅三郎/昭和19年/3500部/国民学校高等科の生徒を主な対象に実験航空学を僅かな器具と狭い教室とでわかり易く面白く述べた。左は天皇お付の女房たち
上記絵巻は、囲碁を楽しむ今上天皇と薫の君。■希少 1800年頃(江戸後期)!風水師用 紙製風水羅盤と紙製風水説明書(二冊)。
1番上の写真は、第103代後土御門天皇と曽祖父・大炊御門宗氏の系図(公家事典303頁)
2番目の写真は「額縁裏面」に表記されるラベル。0026674 校正 韓非子解詁全書 巻3-10 8冊 加賀・津田鳳郷 河内屋喜兵衛 加賀藩 明治初刊。
《「春帰留不得紫藤花下着漸黄昏」《花帰りて留(とど)め得ざるを紫藤の花下(かか)漸(ようや)く黄昏(こうこん)》という篆書印が押捺されている。絵図 (城郭図) 兵庫県 但馬國 出石城(レターパックライト発送)。言葉の意味は、「春の花の盛りには、いかにも久しからぬもの、それゆえにこそ、かえってもてはやされる」というものである。@1942年 支那 文学芸術考 検索:書道 唐伯虎 仇英 何紹基 黄公望 孔尚任 敦煌 劉知遠 宋朝 清朝 唐画 生写真 玻璃版 蘇東坡 米元章 山水画。この漢詩は「白氏文集」に由来するものです。御江戸図説集覧。
つまり、原文の内容に関する漢詩の落款を押捺しているのは、茶会における床の間の「掛け軸」(かけじく)を拝見(はいけん)の際に、茶会を主催する亭主が、客に「最高のごちそう」を振る舞うために披露したものです。◎古文書・武蔵野国久良岐郡(横浜市南区上大岡)の千手院の明治~昭和初期の資料(年貢・帳簿・地券。茶会の際に落款に記された由来を知った客が広くそのことを社会に広めたために結果的に、多くの茶会に開催される「最高のごちそう」として原文に関係する漢詩の落款を付したものです。山之井 巻一(春部)・巻四(冬部) 北村季吟の名著 俳書 俳諧。「落款」の漢詩の由来を待合において説明する際に、長い時間を要し、茶会における貴重な時間であったと推定されております。新版 薬種名寄帳。
出品している書の「断層(MRI)写真」の原板は、レントゲン写真と同じ新聞の半分ほどの大きさのフィルムです。@中華民国 米南宮十七帖 検:碑帖 拓本 墨拓 原拓 碑刻 法帖 魏碑 珂羅版 支那 法書道 善本 篆刻 旧拓片 印譜 唐本 漢籍 王羲之 趙子昴 書聖。肉眼では見ることのできない和紙の繊維の一本一本のミクロの世界を見ることができます。@1907年 女子外国新地理 検索:支那 唐本 漢籍 唐物 戦前風景 阿片 清帝国 総督府 朝鮮 台湾 満州 事変 清朝 生写真 図版 古建築。日本国内では医療用以外には見ることのできない書の「断層(MRI)写真」です。弘化五年 和本 懐玉御和讃 全 京都 丁子屋 江戸期 古文書 仏教 真宗 経本 和讃。
古切の書は、一旦表装を剥離し分析と鑑定検査のために「断層(MRI)写真撮影」をしております。アジア写真集・全6冊/南太平洋諸島・南海の明暗・熱帯植物産業写真集・印度・満州農業図誌・朝鮮博覧会記念写真帖/貴重写真資料の宝庫です。撮影後、展示のために再表装をしております。【旧家蔵出し】★古書『漢詩講座 全5冊』昭和11年 臨江詩閣★(うぶだし/古文書/漢詩/和歌/和綴じ本/活版印刷/当時物)。掛軸や屏風にすることが可能なように、「Removable Paste(再剥離用糊)」を使用しているため、自筆の書に影響をあたえずに、容易に「剥離」することができるような特殊な表装となっております。【一部写本の可能性あり】 論語徴 10冊セット(甲 乙 丙 丁 戊 己 庚 辛 壬 癸) 物茂卿(荻生徂徠) 東都書林 松本新六・善兵衛 発行年不明。
国内における鑑定人は、自筆の筆者を識別するために、個々の文字ごとに字画線の交叉する位置や角度や位置など、組み合わせられた字画線間に見られる関係性によって、個人癖の特徴を見出して識別する方法、また個々の文字における、画線の長辺、湾曲度、直線性や断続の状態、点画の形態などに見られる筆跡の特徴によって識別する方法、そして、書の勢い、速さ、力加減、滑らかさ、などの筆勢によって識別する方法が一般的な手法です。本朝世事談綺・世事談・3冊/菊岡沾涼/江戸時代民間常用の器物等の起源を記した事物起源辞典とも言うべき書物/絵入和装本/歳時・生植・能芸。
一方、欧米では一般的には、「筆者識別(Handwriting Analysis)」と呼ばれる文字解析をコンピューターの数値によって解析しております。尾張英傑画伝 全 小田切春江輯并画 嘉永5年序刊 明治20年頃印。数値解析は、文字の筆順に従いX、Y座標を読み、そのX、Y座標をコンピューターへ入力後、コンピューターによって多変量解析を行うものです。白隠和尚遺墨集/徳富蘇峰序/大正3年/臨済禅の中興の祖で禅の民衆化で知られる/勝海舟翁曰く「どうだ白隠という坊主はえらい坊主だろう」。解析の基準となるのが「ドーバート基準」で、アメリカでは日本国内の画像データを自動的に収集、自筆の分析に際し、数値データをコンピューターで自動的に解析し「極似」した画像データによって筆者を識別する研究が進んでおります。【旧家蔵出し】★希少 古書『家元四十一世専明瓶華之集』明治期 池坊専明★(検:うぶだし/生け花/華道/和綴じ本/木版画/当時物)-5。
2・大炊御門宗氏(おおいのみかど むねうじ)の自筆の特定について
自筆の筆者は、書体、書風から京都の公卿によって書かれたものであるはわかっていたが、昭和38年以来、筆者名は特定されていなかった。訂正増補 英和對譯大辭彙 前田元敏纂述 大阪同志社活版部。その後、「筆者識別(Handwriting Analysis)」と呼ばれる文字解析と並行し、奥書の「宗」の字の下の文字が判読できずにいた。頭書間註 普勧座禅儀 座禅用心記 合巻 吉田義山 編。それが、技術の進歩により「宗」の下の文字が「氏」と判読された結果、南北朝時代から室町時代前期の公卿であった「大炊御門宗氏(おおいのみかど むねうじ)」であることが判明した。『蝦夷の燈 -明治以前の北海道文献集成-』和泉無人閑 昭和4年5月 / 『「アイヌ」寛骨の人類学的研究』堀内利圀 昭和19年2月。
「源氏物語」には、応永五年(1398)~応永十三年(1406)までの複数の年号の記載があることから、大炊御門宗氏が23歳から31歳までの間に書かれたものと推定されている。防長名蹟・山口県写真帖/明治41年/写真師・麻生亮/山口県庁・歩兵第42連隊・豊栄神社・山口高等商業学校・東行庵・住吉神社・御幸松/和装本。宗氏は、正二位・内大臣まで昇進したのち、応永28年(1421)47歳で没している。大坂新町細見之図 澪標。
3・自筆「源氏物語」の旧・所蔵者の特定の経緯について
近衛基熙の旧・所蔵の特定は、「花押」の写真照合技術によるものです。★R-045439 明治期 鹿児嶋征討実記8~11号 鹿児島追討記10~12巻 計7冊(絵入、和本)。アメリカのコンピューターを用い、「筆者識別(Handwriting Analysis)」と呼ばれる文字解析を、花押の照合に応用し、指紋の照合方法と同じ手法により99.9パーセントの確率で特定に至ったものです。【旧家蔵出し】★古書『瓶華図 まとめて18枚』明治期 池坊専明 池坊専正★(検:うぶだし/古文書/生け花/華道/木版画/当時物)-2。
4・近衛基熙(このえもとひろ)について
近衛基熙は、慶安元年(1648年)3月6日、近衛尚嗣(関白・左大臣)の長男として誕生。天安門の六月/夏之炎 検索:天安門事件/民主主義/学潮/六四学運/胡耀邦/鄧小平/李鵬/楊尚昆/軍隊戒厳令民運/真実/報道/生写真/趙紫陽/鎮圧。母は後水尾天皇皇女女二宮。【旧家蔵出し】★古書『俳諧講座 全6冊』昭和3年 伊藤月草 俳諧講座刊行會★(うぶだし/古文書/漢詩/和歌/俳句/当時物)-3。実母は近衛家女房(瑤林院)。中国1937年古書/回教認一論/馬瑞図/中華書局 検索:支那古本/国幣/線装本/哲学/唐本漢籍/木版刷/漢文/漢詩/漢学/中文書/古籍/善本/碑刻法帖。幼名は多治丸。西郷隆盛蓋棺記・上中下3冊/山本園衛編/明治10年/西郷隆盛開戦の歴並諸生戦争の事蹟・西郷隆盛蘇生して幕城を収め軍巧を顕せし事蹟。父、尚嗣が早世し、尚嗣と正室女二宮の間には男子がなかったため、後水尾上皇の命により、近衛家の外にあった基熙が迎えられて上皇の保護下で育てられた。1937年日支事変号外 検索:中華民国/日中戦争/支那/国民党要人/蒋介石/馮玉祥/韓復榘/生写真/上海空戦/天津/北平通州城/満州/陸軍/軍部北京。承応3年(1654年)12月に元服して正五位下に叙せられ、左近衛権少将となる。古書 昭和47年 「定本 木下夕爾全集」 *牧羊社 函入り。以後、摂関家の当主として累進し、翌年明暦元年(1655年)従三位に上り公卿に列せられる。古書 習画百題 全5冊 木版彩色摺 安値で出品。明暦2年(1656年)に権中納言、万治元年(1658年)に権大納言となり、寛文4年(1664年)11月23日には後水尾上皇の皇女常子内親王を正室に賜った。支那事変写真実記/昭和13年/縦にみて歴史的大戦史であり横にみて銃前銃後の奮闘談であり美談集であり更に貴重なる事変写真帳ともなり得た。寛文5年(1665年)6月、18歳で内大臣に任じられ、寛文11年(1671年)には右大臣、さらに延宝5年(1677年)に左大臣へ進み、長い時を経て元禄3年(1690年)1月に関白に昇進した。戦前雑誌/日本及日本人/1931年 検索:絶版/関東軍生写真/満洲事変軍事地図/鉄道総督府/関東庁/新京奉天/支那/拓殖局/台湾/満鉄/満蒙古朝鮮。近衛基熙は、寛文5年(1665年)から晩年まで『基熈公記』で知られる日記を書いている
ツイッター「源氏物語の世界」も合わせてご覧ください。B516曼荼羅、日就,手書き、300年以上。
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